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2014/02/28

Jazz【198】Lou Donaldson "Hamp's Hump"/ルー・ドナルドソン 「ハンプス・ハンプ」【1970】

【曲名】"Hamp's Hump"/「ハンプス・ハンプ」【1970年】
【アーティスト】Lou Donaldson/ルー・ドナルドソン
【収録アルバム】"Everything I Play Is Funky"【1970年】

ルー・ドナルドソンは、ソウル・ジャズ系サックス奏者の重鎮。最も成功したソウル・ジャズ系アーティストでもあります。オルガン及びエレクトリック・ベースとエレクトリック・ギターをいち早く導入したことが成功の鍵でしょうか。

ジャズというよりも、インストゥルメンタル・ファンク風。逆に言えば、ジャズ愛好家層からに受けはいまひとつかもしれません。



ウィキペディア:ルー・ドナルドソンの項

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2014/02/27

Jazz【197】Brother Jack McDuff "Down In The Valley"/ブラザー・ジャック・マクダフ 「ダウン・イン・ザ・バレー」【1966】

【曲名】"Down In The Valley"/「ダウン・イン・ザ・バレー」【1966年】
【アーティスト】Brother Jack McDuff/ブラザー・ジャック・マクダフ
【収録アルバム】"A Change Is Gonna Come"【1966年】

ジャズ・オルガン奏者ブラザー・ジャック・マクダフが、1966年に発表したソウル/R&B系ヒット曲のカヴァー・アルバム"A Change Is Gonna Come"【1966年】収録曲。R&B歌手ソロモン・バークの大ヒット曲のカバー。

ジャズというよりもインストゥルメンタルR&Bといった感じでしょうか。




ウィキペディア:Brother Jack McDuff

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2014/02/26

Jazz【196】Bill Evans "Waltz For Debby"/ビル・エヴァンス 「ワルツ・フォー・デビイ」【1961】

【曲名】"Waltz For Debby"/「ワルツ・フォー・デビイ」【1961年】
【アーティスト】Bill Evans/ビル・エヴァンス
【収録アルバム】"Waltz For Debby"/「ワルツ・フォー・デビイ」【1961年】

ベース:スコット・ラファロ/ドラムス:ポール・モチアンを擁し、1959年から1961年にかけて録音された4部作は、エヴァンス作品の中でも特に人気の高い作品。最終作"Waltz For Debby"はライヴ録音盤。吹き込みの11日後、ラファロが交通事故で不慮の死を遂げたことで歴史的ピアノ・トリオの黄金時代はあっけなく終焉を迎えます。

"Waltz For Debby"はエヴァンスによる自作曲。このロマンチックな曲は、デビイという彼の姪に捧げられた曲。後に多くのアーティストによってカヴァーされ、ジャズ・スタンダード曲になっています。




ウィキペディア:ビル・エヴァンス

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Jazz【166】Bill Evans "On Green Dolphin Street"/ビル・エヴァンス 「オン・グリーン・ドルフィン・ストリート」【1961】





2014/02/25

Jazz【195】Etta James "Someone to Watch over Me"/エタ・ジェイムズ 「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー」

【曲名】"Someone to Watch over Me"/「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー」
【アーティスト】Etta James/エタ・ジェイムズ
【収録アルバム】ベスト盤など

エタ・ジェイムズはブルーズ/R&B系女性シンガーですが、この録音は明らかにジャズ的なアプローチを取り入れています。バックを務めたのは誰でしょうか。色々調べてみたのですが、詳細なデータが解りません。





ウィキペディア:エタ・ジェイムズ

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2014/02/24

Jazz【194】Stanley Turrentine "Someone to Watch over Me"/スタンリー・タレンタイン 「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー」【1961】

【曲名】"Someoneto Watch over Me"/「サムワン・トゥ・ウォッチ・オーバー・ミー」【1961年】
【アーティスト】Stanley Turrentine/スタンリー・タレンタイン
【収録アルバム】"Comin' Your Way"【1961年】

コルトレーンやソニー・ロリンズらモダン・ジャズ期に活躍した人気サックス奏者の多くは、1940年代後半から1950年代前半に頭角を現し、1950年代にはリーダー作を発表するようになっていましたが、スタンリー・タレンタインは1950年代末に登場した”次の世代”のひとりで、1960年代を代表するサックス奏者。




ウィキペディア:スタンリー・タレンタイン


2014/02/23

Jazz【193】Milt Jackson "Sermonette"/ミルト・ジャクソン 「サーモネット」【1957】

【曲名】"Sermonette"/「サーモネット」【1957年】
【アーティスト】Milt Jackson/ミルト・ジャクソン
【収録アルバム】"Plenty,Plenty Soul"【1957年】

ミルト・ジャクソンはモダン・ジャズ・カルテット【MJQ】の看板ヴィブラフォン奏者として活躍しつつ、数多くのソロ名義の作品を録音し、多くのジャズメンと共演しました。

この曲はキャノンボール・アダレイ/ナット・アダレイの兄弟ユニットの持ち曲でキャノンボール作。1957年にミルト・ジャクソンが発表したリーダー"Plenty,Plenty Soul"に収録されております。





ウィキペディア:ミルト・ジャクソン


2014/02/22

Jazz【192】Ike Quebec "Goin' Home"/アイク・ケベック 「ゴーイン・ホーム」【1962】

【曲名】"Goin' Home"/「ゴーイン・ホーム」【1962年】
【アーティスト】Ike Quebec/アイク・ケベック
【収録アルバム】"Bossa Nova Soul Samba"【1962年】

実力派認められながらも、麻薬中毒でキャリアの大半を棒に振ってしまったとされるアイク・ケベック。しかし、彼の能力をブルーノート・レコードの名プロデューサー:アルフレッド・ライオンは見限っていませんでした。

1950年代後半ライオンはケベックにリーダー作を録音させます。これをきっかけにベテラン:ケベックは大ブレイク。人気作を次々に発表します。

"Bossa Nova Soul Samba"【1962年】もキャリアを代表する作品。当時流行していたボサノヴァとジャズをミックスした作品で、この曲はドヴォルザーク作の「家路」をまさかのボッサ化したもの。





ウィキペディア:アイク・ケベック

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2014/02/21

Jazz【191】Eric Dolphy "Tenderly"/エリック・ドルフィー 「テンダリー」【1960】

【曲名】"Tenderly"/「テンダリー」【1960年】
【アーティスト】Eric Dolphy/エリック・ドルフィー
【収録アルバム】"Far Cry"/「ファー・クライ」【1960年】

ジャズ界を代表する怪人/変人系サックス奏者エリック・ドルフィーによるスタンダード「テンダリー」。大変珍しいサックスによるソロ演奏です。





ウィキペディア:エリック・ドルフィー

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Jazz【072】Eric Dolphy "Improvisations and Tukras"/エリック・ドルフィー 「インプロヴィゼーション・アンド・タクラス」【1960】
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2014/02/20

Jazz【190】Yusef Lateef "I'll Remember April"/ユセフ・ラティーフ 「四月の思い出」【1961】

【曲名】"I'll Remember April"/「四月の思い出」【1961年】
【アーティスト】Yusef Lateef/ユセフ・ラティーフ
【収録アルバム】"Into Something"【1961年】

つい先日【2013年12月23日】に93歳でこの世を去った偉大なジャズ界のチャレンジャー、ユセフ・ラティーフ。1961年に録音したスタンダード「四月の思い出」。そもそもはしっとりとした曲なのですが、ラティーフがやると陽性に。






ウィキペディア:Yusef Lateef

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Jazz【039】Yusef Lateef "Love Theme From Spartacus"/ユセフ・ラティーフ 「スパルタカス」愛のテーマ【1961】









2014/02/19

Jazz【189】Bud Powell "I Should Care"/バド・パウエル 「アイ・シュッド・ケア」【1958】

【曲名】"I Should Care"/「アイ・シュッド・ケア」【1958年】
【アーティスト】Bud Powell/バド・パウエル
【収録アルバム】"Blues In The Closet"【1958年】

パウエルの後期作"Blues In The Closet"【1958年】収録。冒頭1分20秒ほどしっとりとしたインプロ。その後はブルージーなパウエル節。良く聴くとパウエルがうなり声を上げながら弾いているのがわかります。




ウィキペディア:バド・パウエルの項

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Jazz【125】Bud Powell "Some Soul"/バド・パウエル 「サム・ソウル」【1957】
Jazz【159】Bud Powell "Frantic Francies"/バド・パウエル 「フランティック・フランシーズ」【1957】







2014/02/18

Jazz【188】Art Taylor "Syeeda's Song Flute"/アート・テイラー 「シーダズ・ソング・フルート」【1960】

【曲名】"Syeeda's Song Flute"/「シーダズ・ソング・フルート」【1960年】
【アーティスト】Art Taylor/アート・テイラー
【収録アルバム】"A.T.'s Delight"【1960年】

モダン・ジャズ黄金時代に数多くのビッグネームの作品にサイドマンとして参加していたドラマー、アート・テイラー。彼が自身名義で発表したリーダー作】"A.T.'s Delight"【1960年】収録曲。

この曲はジョン・コルトレーン作曲。そもそもはアートがサイドマンとして参加したコルトレーンのリーダー作"Giant Steps"【1959年】に収録されていた曲でした。その曲を自身のリーダー作で再演したということになります。サックス:スタンリー・タレンタイン。





ウィキペディア:アート・テイラー




2014/02/17

Jazz【187】Curtis Fuller "Down Home"/カーティス・フラー 「ダウン・ホーム」【1959】

【曲名】"Down Home"/「ダウン・ホーム」【1959年】
【アーティスト】Curtis Fuller/カーティス・フラー
【収録アルバム】"Sliding Easy"【1959年】

カーティス・フラーは、J.J.ジョンソンとともにモダン・ジャズ期を代表するトロンボーン奏者。ジャズ・メッセンジャーズ及びベニー・ゴルソンとの共作で知られております。

この"Down Home"はフラー名義で発表された"Sliding Easy"【1959年】収録。アレンジをジジ・グライスが手がけました。ニューオリンズ・ジャズのテイストを取り入れた素晴らしい内容。トランペット:リー・モーガン、テナー:ハンク・モブレイ。





ウィキペディア:カーティス・フラー


2014/02/16

Jazz【186】J.J. Johnson & Kai Winding "It's All Right With Me"/J・J・ジョンソン&カイ・ウィンディング 「イッツ・オールライト・ウィズ・ミー」

【曲名】"It's All Right With Me"/「イッツ・オールライト・ウィズ・ミー」
【アーティスト】J.J. Johnson & Kai Winding/J・J・ジョンソン&カイ・ウィンディング
【収録アルバム】"J.J. Johnson & Kai Winding"【1955年】

レコード会社主導で1950年代半ばに結成されたユニットJ.J. Johnson & Kai Windingは、当時としては珍しい黒人と白人の混成ユニット。しかもふたりともマイナーな楽器であるトロンボーン奏者でした。結果、大人気となり多数のアルバムを発表することになります。ふたりは1980年代前半にカイが亡くなるまで断続的に活動を共にしました。

"It's All Right With Me"は1955年に発表した"J.J. Johnson & Kai Winding"というアルバムに収録されていた曲ですが、オリジナル音源がyoutubeにありませんでしたので、1980年初頭に日本で収録されたTVライヴ版を。ピアノはトミー・フラナガン。





ウィキペディア:J・J・ジョンソンカイ・ウィンディング





2014/02/15

Jazz【185】The Three Sounds "Nothin' But The Blues"/ザ・スリー・サウンズ 「ナッシン・バット・ザ・ブルース」【1961】

【曲名】"Nothin' But The Blues"/「ナッシン・バット・ザ・ブルース」【1961年】
【アーティスト】The Three Sounds/ザ・スリー・サウンズ
【収録アルバム】"Hey There"【1961年】

ストレートなピアノ・トリオ・サウンドで人気のあるジーン・ハリス率いるスリー・サウンズが1961年に発表した"Hey There"【1961年】収録。




ウィキペディア:ザ・スリー・サウンズ

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Jazz【175】The Three Sounds "Besame Mucho"/ザ・スリー・サウンズ 「ベサメ・ムーチョ」【1959】




2014/02/14

Jazz【184】Benny Carter "Honeysuckle Rose"/ベニー・カーター 「ハニーサックル・ローズ」【1961】

【曲名】"Honeysuckle Rose"/「ハニーサックル・ローズ」【1961年】
【アーティスト】Benny Carter/ベニー・カーター
【収録アルバム】"Further Difinitions"【1961年】

アーリー・ジャズ期から活躍していたスウィング系サックス奏者ベニー・カーターが1961年に放ったスウィング系ド迫力作品"Further Difinitions"収録曲。Fats Waller作曲のスタンダード曲です。

カーターの他、コールマン・ホーキンス/フィル・ウッズ/チャーリー・ラウズの4人のサックス奏者が参加しました。




ウィキペディア:Benny Carter


2014/02/13

Jazz【183】Coleman Hawkins "It's a Blue World"/コールマン・ホーキンス 「イッツ・ア・ブルー・ワールド」【1959】

【曲名】"It's a Blue World"/「イッツ・ア・ブルー・ワールド」【1959年】
【アーティスト】Coleman Hawkins/コールマン・ホーキンス
【収録アルバム】"With Red Garland Trio"【1959年】

1920年代以前のジャズ界でサックスはマイナーな楽器にすぎなかったそうですが、コールマン・ホーキンスのお登場によってメインを張ることのできるものへと格上げされたと考えられております。

そのホーキンスが1950年代後半に、モダン・ジャズ期のスター・ピアニストであるレッド・ガーランドと世代を超えた共演作"With Red Garland Trio"【1959年】を発表。そのアルバムに収録されていたのがこの曲です。




ウィキペディア:コールマン・ホーキンス





2014/02/12

Jazz【182】Lester Young "Our Love Is Here To Stay"/レスター・ヤング 「アワ・ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」【1956】

【曲名】"Our Love Is Here To Stay"/「アワ・ラヴ・イズ・ヒア・トゥ・ステイ」【1956年】
【アーティスト】Lester Youngand Teddy Wilson/レスター・ヤング&テディ・ウイルソン
【収録アルバム】"Pres and Teddy"【1956年】

1930年代のスウィング・ジャズ期から活躍していたスター・サックス奏者レスター・ヤング。1950年代はアルコール依存症に苦しんでいたレスターに、大物プロデューサー:ノーマン・グランツが復活のために手を差し伸べて製作したのが"Pres and Teddy"【1956年】。昔なじみの名ピアニスト、テディ・ウイルソンとの共演でレスターは甦ります。




ウィキペディア:レスター・ヤング





2014/02/11

Jazz【181】Ben Webster "Bye Bye Blackbird"/ベン・ウェブスター 「バイ・バイ・ブラックバード」【1959】

【曲名】"Bye Bye Blackbird"/「バイ・バイ・ブラックバード」【1959年】
【アーティスト】Ben Webster/ベン・ウェブスター
【収録アルバム】"Ben Webster Meets Oscar Peterson"【1959年】

アーリー・ジャズ期から活躍する巨匠ベン・ウェブスターが二回りほど若いオスカー・ピターソンのバックアップを得て吹き込んだ"Ben Webster Meets Oscar Peterson"【1959年】収録曲。





ウィキペディア:ベン・ウェブスター





2014/02/10

Jazz【180】Johnny Hodges "The Jeep Is Jumpin'"/ジョニー・ホッジス 「ザ・ジープ・イズ・ジャンピン」【1951】

【曲名】"The Jeep Is Jumpin'"/「ザ・ジープ・イズ・ジャンピン」【1951年】
【アーティスト】Johnny Hodges/ジョニー・ホッジス
【収録アルバム】"Castle Rock"【1951年】

長年に渡りデューク・エリントン楽団にソリストとして在籍したサックス奏者ジョニー・ホッジス。ホッジスが自身のオーケストラを率いて1951年に録音した"Castle Rock"収録の"The Jeep Is Jumpin'"。作曲はエリントンとホッジス。





ウィキペディア:Johnny Hodges





2014/02/09

Jazz【179】Earl Hines "Boogie Woogie On the St.Louis Blues"/アール・ハインズ 「ブギウギ・オン・ザ・セントルイス・ブルース」【1972】

【曲名】"Boogie Woogie On the St.Louis Blues"/「ブギウギ・オン・ザ・セントルイス・ブルース」【1972年】
【アーティスト】Earl Hines/アール・ハインズ
【収録アルバム】"An Evening with Earl Hines"【1972】

1930年代から活躍し続けたスター・ピアニスト、アール・ハインズが晩年に遺した超絶ライヴ録音。W.C.ハンディの「セントルイス・ブルース」とブギウギをマッシュアップしてしまいます。

ハインズは1903年生まれですので、この録音時ほぼ70歳。単純にすげーな、と。かっちょいいな、と。




ウィキペディア:Earl Hines




2014/02/08

Jazz【178】W.C.Handy "St.Louis Blues"/W.C.ハンディ 「セントルイス・ブルース」【1914】

【曲名】"St.Louis Blues"/「セントルイス・ブルース」【1914年】
【アーティスト】W.C.Handy/W.C.ハンディ
【収録アルバム】ベスト盤など

ブルースというとどういった音楽が思い浮かぶでしょうか。ロバート・ジョンソンのようなギターで弾き語るデルタ・ブルースが思い浮かぶ可能性があります。あるいは、マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフのようなエレクトリック・ギターを使ったシカゴ系モダン・ブルースでしょうか。

アメリカのエンタメ産業で最初に成功を収めたブルース、つまりポップ・ミュージックとしてブルースを発信したのはW.C.ハンディとするのが一般的。そのため、ハンディには「ブルースの父」という称号が与えられています。

ハンディの代表作で、ジャズ・スタンダード曲としても広く知られているのが"St.Louis Blues"です。


一般的なブルースのイメージとは異なるタイプの楽曲とお感じなっても不思議ではありません。途中で、タンゴのリズムまで取り入れています。これは当時タンゴが流行していたからだそうです。

1:55過ぎからの展開も素晴らしくこの構成は後の楽曲に多大な影響を与えました。

ウィキペディア:W.C.Handy

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Jazz【102】Louis Armstrong "St.Louis Blues"/ルイ・アームストロング 「セント・ルイス・ブルース」【1954】





2014/02/07

Jazz【177】James P. Johnson "Caprice Rag"/ジェイムズ・P・ジョンソン 「カプリス・ラグ」【1917】

【曲名】"Caprice Rag"/「カプリス・ラグ」【1917年】
【アーティスト】James P. Johnson/ジェイムズ・P・ジョンソン
【収録アルバム】ベスト盤など

ずんちゃ、ずんちゃというリズムが特徴的なスタライド・ミュージックは、後のジャズ・ピアノに多大な影響を与えたとされております。ジェイムズ・P・ジョンソンは、1910年代から1940年代にかけて活躍したスター・ピアニスト。

この曲は1917年に発表されたジョンソンの自作曲。当時出版された自動ピアノ向けの楽譜Piano Rollを再現した音源です。






ウィキペディア:James P. Johnson

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Jazz【137】James P. Johnson "Charleston"/ジェイムズ・P・ジョンソン 「チャールストン」【1923】
Jazz【157】James P. Johnson "The Harlem Strut"/ジェームズ・P・ジョンソン 「ハーレム・ストラット」【1921】



2014/02/06

Jazz【176】Scott Joplin "The Easy Winner"/スコット・ジョプリン 「イージー・ウィナー」【1901】

【曲名】"The Easy Winner"/「イージー・ウィナー」【1901年】
【アーティスト】Scott Joplin/スコット・ジョプリン
【収録アルバム】ベスト盤など

19世紀末から20世紀初頭にかけて大人気を得ていたラグライム。現在ではジャズの起源のひとつと考えられております。「ラグタイムの王様」と呼ばれるのが作曲家のスコット・ジョプリン。"The Easy Winner"も彼の代表作のひとつです。





ウィキペディア:スコット・ジョプリン

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Jazz【156】Scott Joplin "Pineapple Rag"/スコット・ジョプリン 「パインアップル・ラグ」





2014/02/05

映画音楽【130】Handel "Zadok the Priest"(UEFA CHAMPIONS LEAGUE THEME SONG)"/ヘンデル 「司祭ザドク」【1727】

【曲名】"Zadok the Priest"/「司祭ザドク」【1727年】
【アーティスト】Handel/ヘンデル
【収録アルバム】

ドイツ出身で英国に帰化した作曲家ヘンデルが、1727年にジョージ二世の戴冠式のために作曲アンセム。4曲で構成された曲の1曲目がこの「司祭ザドク」です【参照:ウィキ ジョージ二世戴冠式のためのアンセム】。

この曲はサッカー・ファンにはUEFA CHAMPIONS LEAGUEの中継で流れるアンセムとしてお馴染み。サッカー中継の定番サントラということでカテゴリ「映画音楽」での紹介となります。

演奏:Royal Philharmonic Orchestra
合唱:Academy of the St.Martin in the Field Chorus
編曲:Tony Britten





ウィキペディア:ヘンデル




2014/02/04

映画音楽【129】Paul Buckmaster "12 Monkeys"/ポール・バックマスター 「12モンキーズのテーマ」【1995】

【曲名】"12 Monkeys"/「12モンキーズのテーマ」【1995年】
【アーティスト】Paul Buckmaster/ポール・バックマスター
【収録アルバム】Spundtrack"12 Monkeys"/サントラ「12モンキーズ」【1995年】

タンゴ、というよりもピアソラ的なモダン・タンゴの世界観をフィーチャーした独特なサントラ。作曲のポール・バックマスターは、英国出身のチェロ奏者/作曲家/アレンジャーで、デイヴィット・ボウイの"Space Oddity"【1968】にアレンジャーとして参加。マイルス・デイヴィスの"On the Corner"【1972】にも関わった人物。






ウィキペディア:Paul Buckmaster




2014/02/03

映画音楽【128】Bill Conti "The Right Stuff"/ビル・コンティ 「ライトスタッフ」【1985】

【曲名】"The Right Stuff"/「ライトスタッフ」【1985年】
【アーティスト】/ビル・コンティ
【収録アルバム】Soundtrack"The Right Stuff"/サントラ「ライト・スタッフ」【1985】

NASAによる初期宇宙開発計画であるマーキューリー計画に参加したパイロットたちの栄光と挫折を描いたドラマ。長尺ですが、見応えのある内容。エンドロールでこのテーマが流れると胸が熱くなります。

4分過ぎからの旋律が荘厳。



ウィキペディア:ビル・コンティ

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映画音楽【103】Bill Conti "Hot Nights"/ビル・コンティ 「ホット・ナイツ」【1978】





2014/02/02

映画音楽【127】Shirley Bassey "Diamonds Are Forever"/シャーリー・バッシー 「ダイアモンドは永遠に」【1971】

【曲名】"Diamonds Are Forever"/「ダイアモンドは永遠に」【1971年】
【アーティスト】Shirley Bassey/シャーリー・バッシー
【収録アルバム】サウンドトラック/ベスト盤など

ジェームズ・ボンドが活躍するスパイ映画007シリーズ第7作『ダイアモンドは永遠に』【1971年/監督:ガイ・ハミルトン】の主題歌。シリーズ第3作『ゴールドフィンガー』【1964年】に続き、英国出身のジャズ/ポップス・シンガー、シャーリー・バッシーが起用されました。作曲はもちろんジョン・バリー。




ウィキペディア:シャーリー・バッシー






2014/02/01

映画音楽【126】Doris Day "Que Sera Sera"/ドリス・デイ 「ケ・セラ・セラ」【1956】

【曲名】"Que Sera Sera"/「ケ・セラ・セラ」【1956年】
【アーティスト】Doris Day/ドリス・デイ
【収録アルバム】ベスト盤など

ジャズ・シンガーで女優のドリス・デイがアルフレッド・ヒッチコック監督作品『知りすぎた男』【1956年】で披露した「ケ・セラ・セラ」。スペイン語で「なるようになるさ」的な歌詞になります。

このシーンは劇中でも人気歌手を演じるドリス・デイが誘拐された息子を捜すため、敵陣である大使館のパーティーに乗り込むシーン。人気歌手であることがバレて一曲歌うハメになってしまうのですが、逆にそれを利用し不自然にまで大声で歌います。自分の歌声をどこかにいる息子に届かせよう利用する訳です。

このシーンの構築が素晴らしく、彼女の声が廊下/階段そして息子が幽閉されている部屋まで徐々に届く様子を、ヒッチコックはショットの積み重ねによって見事に表現。”歌声”があたかも一人称であるかのごとく表現された映画史に燦然と輝く名場面となりました。




ウィキペディア:ドリス・デイ