ブログ内検索

2012/05/14

訃報【R.I.P.】Donald Duck Dunn/ドナルド・ダック・ダン【1941-2012】

Booker T & The MG'sのメンバーとして、またオーティス・レディングら数多くのR&B/ソウル・シンガーの歴史的録音にスタジオ・ミュージシャンとして参加したベーシストのドナルド・ダック・ダンさんが2012年5月12日、BLUENOTE東京でのライブのため滞在していたホテルで亡くなられました。70歳でした。

今回の来日は、盟友のギタリスト、スティブ・クロッパーとのジョイント・ライブだったそうです。クロッパーとダンは白人ですが、ソウル専門レーベルのスタックス・レコードで数多くの歴史的作品に関わりました。また映画『ブルース・ブラザーズ』の映画内バンド、ブルース・ブラザーズのメンバーとしても活躍。ソロ・アーティストとしての作品は残しておりませんが、仮に彼の名前は知らずとも音楽ファンの耳に彼の演奏は記憶されているはずですし、これからも忘れられることはないはず。

偉大な音楽家の死は、彼らの音楽の”死”は意味しません。通過点にすぎません。音楽家自身はこの世から去ってしまっても、作品は未来永劫輝きつづけます。ドナルド・ダック・ダン氏が関わった音楽は、これからも新しいファンを獲得し、輝き続けるはず。そう確信しております。

天国のスタジオで、オーティス・レディング、マディ・ウォーターズ、ジョン・ベルーシと再会されていることでしょう。お安らかに。R.I.P.







米国版ウィキペディア:Donald Duck Dunnの項

0 件のコメント :

コメントを投稿