【曲名】"Come and Go to That Land"/「カム・アンド・ゴー・トゥ・ザット・ランド」
【アーティスト】Sam Cooke & the Soul Stirrers/サム・クック&ザ・ソウル・スターラーズ
【収録アルバム】ベスト盤など
サム・クックは牧師の息子として生まれ、少年時代から聖歌隊のメンバーでした。教会音楽であるゴスペル歌手がその実力を買われて、ブルース/R&B系エンターテインメント・シンガーに転向することは良くあります。
ゴスペルとR&Bやソウル・ミュージックの違いは実質的には歌詞のみ。神やイエス・キリストについて歌えばゴスペル。恋心など世俗的な内容であれば、R&B/ソウルということに。またエンタメ歌手になることは、金儲け主義的な非難を受けることもあったそうです。汚らわしい悪の道に堕ちた的な扱いを受けた訳です。
ですが、普通に考えればビッグになりたい、ビッグ・マネーを稼ぎたいと考えるのは当然と言えば当然。青年サム・クックが教会を飛び出す決意をしたのも当然です。
正確な録音年は不詳ながら、この曲はサム・クックが10代の頃に録音したゴスペル期のもの。おそらく1950年前後ではないかと。この甘い歌声をレコード会社が放っておくはずはないように思えます。
ウィキペディア:サム・クックの項
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