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2012/03/12

Jazz【043】Miles Davis "It Never Entered My Mind"/マイルス・デイヴィス 「イット・ネバー・エンタード・マイ・マインド」【1956】

【曲名】"It Never Entered My Mind"/「イット・ネバー・エンタード・マイ・マインド」【1956年】
【アーティスト】Miles Davis/ マイルス・デイヴィス
【収録アルバム】"Workin'"/「ワーキン」【1956年】

より待遇のよいレコード契約を勝ち取るため、プレスティッジからコロンビア・レコードヘの移籍を決意したマイルス・デイヴィス。しかし、プレスティッジとのレコード録音契約が消化し切れておりませんでした。契約消化のため、メンバーを招集。短期間(2日間)で膨大な量の曲をレコーディングをこなすことに。これがいわゆる「マラソン・セッション」とよばれる歴史的レコーディングになります。

こんな動機でレコーディングに臨むと、いい加減なやっつけ仕事になってしまいそうですが、時はモダン・ジャズ黄金時代。それもメンバーは、ジョン・コルトレーン、レッド・ガーランド、ポール・チェンバース、フィリー・ジョー・ジョーンズという第一次黄金のマイルス・クインテット。恐るべき傑作が生み出されることになります。

このマラソン・セッションで録音された曲は、後に4枚のアルバムに分けて発売されることになります。この4枚には「ワーキン」【Workin'】、「スティーミン」【Steamin'】、「リラクシン」【Relaxin'】、「クッキン」【Cockin'】というタイトルが付けられたことから、「現在進行形四部作」と呼ばれております。

今回は、このうち「ワーキン」の1曲目に収録された「イット・ネバー・エンタード・マイ・マインド」を。マイルス・デイヴィスのリリシズムが爆発した名演です。



ウィキペディア:マイルス・デイヴィスの項

 

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