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2014/06/30

Jazz【217】Horace Silver "Safari"/ホレス・シルヴァー 「サファリ」【1952】

【曲名】"Safari"/「サファリ」【1952年】
【アーティスト】Horace Silver/ホレス・シルヴァー
【収録アルバム】"Horace Silver Trio"/「ホレス・シルヴァー・トリオ」【1952年】

ホレス・シルヴァーの初期人気作。当時ジャズ・メッセンジャーズのリーダーはシルヴァーでした。その後、紆余曲折を経てメッセンジャーズは、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズとなりますが、シルヴァーとブレイキーの離別については円満説とケンカ別れ説があるそうです。

タイトルからも解るように、アフリカをテーマにしたエキゾチックな曲。




Wikipedia:Horace Silverホレス・シルヴァー

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2014/06/28

Jazz【216】Red Garland "Gone Again"/レッド・ガーランド 「ゴーン・アゲイン」【1957】

【曲名】"Gone Again"/「ゴーン・アゲイン」【1957年】
【アーティスト】Red Garland/レッド・ガーランド
【収録アルバム】"Groovy"/「グルーヴィー」【1957年】

マイルス・デイヴィス第一次黄金のクインテットのピアニストとして数々の名演を産み出したレッド・ガーランドが、ほぼ同時期に発表したリーダー作"Groovy"収録曲。しっとり系ガーランドを堪能できます。





Wikipedia:Red Garlandレッド・ガーランド

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2014/06/26

Jazz【215】Sonny Clark "Blue Minor"/ソニー・クラーク 「ブルー・マイナー」【1958】

【曲名】"Blue Minor"/「ブルー・マイナー」【1958年】
【アーティスト】Sonny Clark/ソニー・クラーク
【収録アルバム】"Cool Struttin'"/「クール・ストラッティン」【1958年】

ソニー・クラークは日本のジャズ・ファンが特に愛したジャズ・ピアニストのひとり。本国アメリカでの人気は今ひとつで、1,000枚程度しかプレスされなかったレコードですら売れ残ったとか。

ブルーノート・レーベルの名プロデューサー:アルフレッド・ライオン氏にとってもソニー・クラークはお気に入りのひとりだったのですが、人気が出ないことを不思議に思い残念に思っていたそうです。が、日本での売れ行きがアメリカに比べ好調なことは把握しており、自身の選別眼が日本のジャズ愛好家に受け入れられたことを喜んだとか。

クラーク作品の中でも特に人気があるのは"Cool Struttin'"【1958年録音】。タイトル曲"Cool Struttin'"と並ぶ人気曲が"Blue Minor"です。




ウィキペディア:Sonny Clarkソニー・クラーク

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2014/06/24

Jazz【214】Sonny Rollins "I'm an Old Cowhand"/ソニー・ロリンズ 「アイム・アン・オールド・カウハンド」【1957】

【曲名】"I'm an Old Cowhand"/「アイム・アン・オールド・カウハンド(俺は老カウボーイ)」【1957年】
【アーティスト】Sonny Rollins/ソニー・ロリンズ
【収録アルバム】"Way Out West"/「ウェイ・アウト・ウエスト」【1957年】

ソニー・ロリンズはピアニストが不在のサックス/ベース/ドラムスという変則トリオであるピアノレス・トリオを好んで編成していました。この曲もピアノレス・トリオで演奏されたもの。ピアニストがいないので音の空白が生じますが、その分ソニーのブロウが強調されることになります。





「俺は老カウボーイ」という邦題はちょっとアレですが、この曲を収録したアルバム"Way Out West"のジャケット写真はクール。








ウィキペディア:Sonny Rollinsソニー・ロリンズ



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2014/06/22

Jazz【213】Miles Davis "All of You"/マイルス・デイヴィス 「オール・オヴ・ユー」【1955】

【曲名】"All of You"/「オール・オヴ・ユー」【1955年】
【アーティスト】Miles Davis/マイルス・デイヴィス
【収録アルバム】"'Round About Midnight"「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」【1955年】

マイルスのロマンティックなリリシズム炸裂曲。




ウィキペディア:Miles Davisマイルス・デイヴィス



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2014/06/20

Jazz【212】Charles Mingus "Summertime"/チャールズ・ミンガス 「サマータイム」【1957】

【曲名】"Summertime"/「サマータイム」【1957年】
【アーティスト】Charles Mingus/チャールズ・ミンガス
【収録アルバム】"Mingus Three"/「ミンガス・スリー」【1957年】

怪人ベーシスト、チャールズ・ミンガスによる数少ないトリオ編成による「ミンガス・スリー」【1957年】収録曲。

スタンダード曲として知られる"Summertime"は、基本的にしっとり系の曲のはずなんですが、ミンガスが演るとなれば当然のように変形させられてしまうことに。ドラムスに続き始まる奇妙なミンガスのベース・リフを聴けばお解りのように、彼はスタンダード曲と言えども普通に演奏する気などまったくありません。

名手ハンプトン・ホーズによるピアノだけが通常通りにサマータイムを弾き、ミンガス/リッチモンドは好き放題に荒らし回る。これこそがミンガス・ワールドです。




ウィキペディア:Charles Mingusチャールズ・ミンガス


2014/06/18

Jazz【211】Dinah Washington "Lover Come Back to Me"/ダイナ・ワシントン 「ラヴァー・カム・バック・トゥ・ミー」【1954】

【曲名】"Lover Come Back to Me"/「ラヴァー・カム・バック・トゥ・ミー」【1954年】
【アーティスト】Dinah Washington/ダイナ・ワシントン
【収録アルバム】"Dinah Jams"「ダイナ・ジャムズ」【1954年】

ダイナ・ワシントンは、基本的にR&B畑のヴォーカリストだったそうです。ですが、レコード会社の意向でジャズ歌手へ転向することに。会社が用意したセッションが驚愕のメンバー揃い。当時トランペッターとして絶頂期にあったクリフォード・ブラウン擁するClifford Brown/MaxRoach Quintetを丸ごと招集、プラスJunior Mance、Clark Terry、Maynard Fergusonら実力者ズラリと揃えたジャム・セッション形式のスタジオ・ライヴにダイナを投入。

結果としてとんでもないカオス的な名演が生まれます。ダイナはあくまでも参加者のひとり。ブラウン/ハロルド・ランドら名手たちがガチガチに絡み合う超絶ソロのオン・パレードを堪能できます。





ウィキペディア:Dinah Washingtonダイナ・ワシントン


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2014/06/16

Jazz【210】Billy Taylor "I Wish I Knew (How It Would Feel To be Free)"/ビリー・テイラー 「アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー」【1963】

【曲名】"I Wish I Knew (How It Would Feel To be Free)"/「アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー」【1963年】
【アーティスト】Billy Taylor/ビリー・テイラー
【収録アルバム】"Right Here,Right Now"/「ライト・ヒア、ライト・ナウ」【1963年】

1940年代から活躍していたピアニスト/作曲家ビリー・テイラーによる名曲。ジャズ・スタンダード曲となり、後にニーナ・シモンがカヴァーしたヴォーカル曲としても大ヒットすることに。


ゴスペル調の楽曲で、琴線に触れる曲調です。




ウィキペディア:Billy Taylor






2014/06/14

Jazz【209】Benny Carter "My Blue Heaven"/ベニー・カーター 「マイ・ブルー・ヘヴン」【1958】

【曲名】"My Blue Heaven"/「マイ・ブルー・ヘヴン」【1958年】
【アーティスト】Benny Carter/ベニー・カーター
【収録アルバム】"Swingin' the 20's"/「スウィンギン・ザ・20's」【1958年】


1920年代から活躍していた旧世代サックス奏者ベニー・カーターが1920年代のヒット曲を1957年にに録音した懐メロ集「スウィンギン・ザ・20's」【1958年】収録曲。

何のてらいもないストレートなサックスだからこその魅力が炸裂します。




ウィキペディア:Benny Carterベニー・カーター


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2014/06/12

Jazz【208】Ben Webster "Last Date"/ベン・ウェブスター 「ラスト・デイト」【1957】

【曲名】"Last Date"/「ラスト・デイト」【1957年】
【アーティスト】Ben Webster/ベン・ウェブスター
【収録アルバム】"Soulville"/「ソウルヴィル」【1957年】

戦前から活躍し、モダン・ジャズ期に入っても名盤を連発した重鎮サックス奏者ベン・ウェブスター。1957年に、オスカー・ピーターソン・トリオ+ギタリスト:ハーブ・エリスといった若手ジャズメンを迎えて録音した"Soulville"収録曲。




ウィキペディア:Ben Websterベン・ウェブスター


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2014/06/10

Jazz【207】Lester Young "Ad Lib Blues"/レスター・ヤング 「アド・リヴ・ブルース」【1952】

【曲名】"Ad Lib Blues"/「アド・リヴ・ブルース」【1952年】
【アーティスト】Lester Young/レスター・ヤング
【収録アルバム】"With Oscar Peterson Trio"【1952年】

1920年代のアーリー・ジャズ期から活躍し、ジャズ・サックス奏者の代表者の意を持つプレズ【Presidentの略】と呼ばれたレスター・ヤング。第二次大戦後は低迷したとされておりますが、1952年に若き日のオスカー・ピーターソン率いるトリオ+ギタリスト:バニー・ケッセルと録音した"With Oscar Peterson Trio"【1952年】は人気盤。そのアルバムから1曲目の"Ad Lib Blues"を。




ウィキペディア:Lester Youngレスター・ヤング


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2014/06/08

Jazz【206】Count Basie "April in Paris"/カウント・ベイシー 「エイプリル・イン・パリ」【1956】

【曲名】"April in Paris"/「エイプリル・イン・パリ」【1956年】
【アーティスト】Count Basie and His Orchestra/カウント・ベイシー・アンド・ヒズ・オーケストラ
【収録アルバム】"April in Paris"/「エイプリル・イン・パリ」【1956年】

ビッグ・バンド・ジャズの素晴らしさが存分に堪能できる曲。アレンジは、ピアニスト/オルガン奏者Wild Bill Davis【wiki】。終わりかな、と思ったら「One More Time」のかけ声で更にもうひとくだりというのは一種のお約束。





ウィキペディア:Count Basieカウント・ベイシー

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2014/06/06

Jazz【205】Louis Armstrong "Ole Miss Blues"/ルイ・アームストロング 「オール・ミス・ブルース」【1954】

【曲名】"Ole Miss Blues"/「オール・ミス・ブルース」【1954年】
【アーティスト】Louis Armstrong/ルイ・アームストロング
【収録アルバム】"Louis Armstrong Plays W.C.Handy"/「ルイ・アームストロング・プレイズ・W.C.ハンディ」【1954年】

ニューオリンズ系ジャズの巨匠ルイ・アームストロングが、ブルーズ形式楽曲の産みの親W.C.ハンディの作品に取り組んだ"Louis Armstrong Plays W.C.Handy"【1954年】収録曲。





ウィキペディア:ルイ・アームストロングW.C. Handy

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2014/06/04

Jazz【204】Teddy Wilson "If I Had You"/テディ・ウイルソン 「イフ・アイ・ハド・ユー」【1955】

【曲名】"If I Had You"/「イフ・アイ・ハド・ユー」【1955年】
【アーティスト】Teddy Wilson/テディ・ウイルソン
【収録アルバム】"For Quiet Lovers"/「フォー・クワイエット・ラヴァーズ」【1955年】


テディ・ウイルソンは、スウィング・ジャズ時代から活躍するスター・ピアニスト。かつて黒人たちのグループと白人のグループの間には人種的な断絶がありましたが、ウィルソンはベニー・グッドマン楽団の専属ピアニストとなり、人種的融合の象徴的存在となりました。





wikipedia:Teddy Wilson


2014/06/02

Jazz【203】Duke Ellington "B Sharp Blues"/デューク・エリントン 「Bシャープ・ブルース」【1953】

【曲名】"B Sharp Blues"/「Bシャープ・ブルース」【1953年】
【アーティスト】Duke Ellington/デューク・エリントン
【収録アルバム】"Piano Reflections"/「ピアノ・リフレクションズ」【1953年】

デューク・エリントンは、ジャズ創世記の1920年代から活躍し、ビッグ・バンド形式のスウィング・ジャズ時代を代表するバンド・リーダーでピアニスト。"Piano Reflections"【1953年】は、エリントンがピアノ・トリオ形式で録音した珍しくアルバムですので、ピアニスト:エリントンのいぶし銀の技巧を堪能することができます。





ウィキペディア:デューク・エリントン


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