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2015/01/22

Jazz【260】Kansas City band "Moten Swing"/カンザスシティ・バンド 「モーテン・スウィング」【1995】

【曲名】"Moten Swing"/「モーテン・スウィング」【1995年】
【アーティスト】Kansas City band/カンザスシティ・バンド
【収録アルバム】Soundtrack"Kansas City"/サントラ「カンザス・シティ」【1995年】


ロバート・アルトマン監督作品『カンザス・シティ』【1995年/ウィキ】収録曲。1920年代のカンザス・シティにあるジャズ・クラブを舞台に繰り広げられる誘拐サスペンス映画です。

この映画とサントラには大変興味深い点がいくつかあります。まずはカンザス・シティ・ジャズにスポットライトを当てたこと。カンザス・シティは1920年代から1930年代にかけて、ニューヨーク/シカゴと並ぶジャズのメッカのひとつでした。その牽引者はなんといってもカウント・ベイシー・オーケストラ。

そのベイシー・オーケストラは、そもそもベーシストのWaltaer Page【wiki】が結成したThe Blue Devils【wiki】が母体。ブルー・デビルズはカンザス・シティ・ジャズ全体を指す呼び名として知られることとなります。

Blue Devilsが、Benny Moten Orchestra【wiki】と発展。Motenの死後、ピアニストだったベイシーがグループを引き継ぎ、カウント・ベイシー・オーケストラへと生まれ変わります。

映画はこの歴史的事実を踏まえ、当時カンザス・シティで人気だった楽曲を劇中で流します。が、往年の名手たちの録音を使うのではなく、映画製作当時の1990年代中盤に活躍していた若きジャズメンたちを多数召集。レコード会社の枠を超えたドリーム・バンドがサントラのために結成されました。Joshua Redman、James Carterなどなど。

"Moten Swing"はBenny Moten Orchestraの十八番曲でした。








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