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2015/05/20

Jazz【269】Buster Smith "E-Flat Boogie"/バスター・スミス 「Eフラット・ブギー」【1959】

【曲名】"E-Flat Boogie"/「Eフラット・ブギー」【1959年】
【アーティスト】Buster Smith/バスター・スミス
【収録アルバム】"The Legndary Buster Smith"/「幻のバスター・スミス」【1959年】


バスター・スミスは、1930年代に大人気だったカンザス・シティ・ジャズを代表するアルト・サックス奏者。カウント・ベイシー・オーケストラなどで大活躍していました。同僚だったレスター・ヤングよりも序列は上だったそうです。また、1930年代末にはバスターを信奉する若者にアルトの神髄を教授していたそうですが、その青年こそが若き日のチャーリー・パーカーでした。


そんなバスター・スミスですが、1941年、突如として演奏活動を休止し、故郷のテキサスへと隠居してしまいます。恐るべきキャリアを持ちながらもリーダー作の録音はゼロのまま半引退状態に。テキサスで隠遁しながら、若手育成に情熱を傾け、ジャズ・ピアニストのレッド・ガーランド、ブルーズ・ギタリストのT-ボーン・ウォーカーらを育てます。


引退から20年近く経過し、誰もがバスターの存在を忘れかけていた1950年代末、アトランティック・レコードが幾度目かのオファーをバスターに提示。すると、地元テキサスで録音し、現地のミュージシャンを起用することを条件にバスターはオファーを承諾します。かくして伝説的なテキサス・ジャズメン、バスター・スミス生涯唯一のリーダー作が録音されることとなりました。






Wikipedia:Buster Smith








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